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コインランドリー経営は失敗する?シニアのコインランドリー投資にはリスクもあり要注意

「人生100年時代」と言われる日本では、長生きするおじいさんおばあさんが増える一方で少子高齢化も深刻になっています。

将来の年金額も確実に減っていきますし、受給開始年齢も60歳から65歳になり、次は70歳が検討されていますね。

高齢になってバリバリ働けないのに、長生きすればするほどお金がかかってしまう…。

老後でも不自由ない生活をするために「何らかの形で収入源を確保しておきたい」と考えている人は年々増えているのです。

そこで人気が出ているのが「シニア起業」という、定年後に会社を興したりお店を始めたりする稼ぎ方。

中でもコインランドリーの経営は誰でも簡単にはじめられて特別なスキルも必要ないので、定年後の収入源の候補として考えている人が多いです。

私の住んでいる町でもここ数年の間にコインランドリーの新規出店をよく見かけるようになりましたし、全国的にコインランドリーの数は増え続けていますよね。

目次

どうしてコインランドリー経営を選ぶシニアが多いの?

数ある業種の中でも、特に今注目されているコインランドリー経営。

なぜコインランドリー経営がシニアに人気があるのかというと、接客や仕入れなどの面倒な業務が無く、初心者でも経営しやすいという点がメリットになっているからです。

たとえば、老後にカフェを開きたいとか、うどん屋さんをやってみたいという夢を叶える場合、まずはそれぞれのノウハウを勉強してスキルを身につけなくてはいけません。

また、出店した後は人材確保に従業員教育、お店の宣伝、食材の仕入れなど…細かな作業がいくらでもあるのです。

それに比べると、コインランドリー経営は店内に洗濯機や乾燥機を設置しておくだけです。

もちろん、機器のメンテナンスや清掃業務、何かトラブルがあった時の対応などは必要となりますが、それも他の業種に比べれば軽い労働ですみます。

若い頃のような体力もないし、そこまでバリバリ稼ぎたいわけでも無い。

年金に上乗せして、生活を豊かにできるくらいのお小遣い稼ぎが出来れば良い。

そう考えているシニアにとっては、手間のかからないコインランドリー経営というのがちょうど身の丈に合っていると思えるのですね。

ただ、コインランドリー経営は誰でも簡単に始めて確実に稼げるのかと言うと、そこまで美味しい話でもないようです。

シニアがコインランドリーを始めるのはリスクがいっぱい?

コインランドリー経営にはいくつかのデメリットがあり、それが老後生活を脅かす可能性が無いとはいえません。

まず第一のデメリット。

それは、出店するための開業資金が他の業種に比べて高いということです。

コインランドリーの開業資金は2000万円以上

コインランドリーを始める時にかかる費用は大きく分けて三つです。

  1. 店舗にかかる費用(建設費か賃貸の場合は家賃)
  2. 大型洗濯機や乾燥機の購入費
  3. 電気・水道の工事費用

1番目ですが、コインランドリーを始める時にイチから店舗を建設していたら、それだけで1千万円以上かかってしまいます。

ですから、賃貸で店舗を借りる方法が現実的ですが、ある程度の広さが必要なコインランドリーを開業できる店舗はかぎられていて、家賃も当然高くなります。

閉店した後のコンビニ店舗をコインランドリーに利用する経営者も多いですが、その場合、家賃は大体約50万円〜で、都心であれば100万円を超える家賃もあります。

そして家賃より高くつくのが洗濯機と乾燥機です。

業務用の大型のものであれば1台数百万円するのが普通で、設置では専門の業者に頼まなくてはいけないので、初期費用はかなりの金額になってくるのです。

借金してコインランドリーを始める人も多い

多額の開業資金がかかるコインランドリー経営では、借金をして始める人も多いです。

ただ、もしもコインランドリーの開業資金を借金で用意した場合、それは「事業ローン」になるので金利の安い住宅ローンとは違って利息は高くなってしまいます。

例えば、月に16~20万円以上返済した場合、どんなに経営が順調でも完済までに10年以上はかかるでしょう。

家賃を数十万円払いながら事業ローンを返済するのは大変ですよね。

その上、コインランドリーは水道代・ガス代・電気代もかなり大きな金額になります。

土地や店舗を持っている人でも赤字になるのが当たり前

もともとあった土地や店舗を利用してコインランドリーを開業した人でも、最初の2年くらいは赤字が続くそうです。

1度の洗濯と乾燥で大きな物なら2時間くらいはかかりますし、全ての洗濯乾燥機が常に可動しているわけではありませんから、稼げる金額にはどうしても限界がありますよね。

ですから、何も無いゼロの状態から店舗を借りて事業ローンを組んでコインランドリー経営を始めるのは、収入面でのリスクが大きいのかも知れません。

「コインランドリー投資」のリース契約なら開業資金が安くなる?

これだけコインランドリー経営が人気になった理由には、新規開業の時に高額な洗濯機や乾燥機を買い揃えず、リース契約にすることが出来るからです。

リースでコインランドリーを始める事を「コインランドリー投資」とも言い、サラリーマンの副業としても人気が高まっています。

リース料金の目安は、洗濯機4台と乾燥機8台で月々13万円ほど。

掃除やメンテナンスは人を雇って、最低限の経費でやっていけば副業としてのお小遣い稼ぎくらいはできるようです。

ただ、リース契約の洗濯機や乾燥機が故障した時には、修理費を実費で払わなければいけません。

コインランドリーの洗濯機や乾燥機の修理費は高額で、故障箇所によっては20万円以上かかることも。

コインランドリー投資を始めた人の中には「想像以上の修理費で利益が全く出せない」と、後悔をする人が少なくないのです。

コインランドリーはトラブルが多い

資金面以外のもう一つのデメリットは、コインランドリー経営はトラブルが頻発してしまうことです。

いくら注意書きを貼っていても乱暴な使い方をする客は多く、故障の連絡は毎日のように入ります。また、客に悪意は無くてもポケットに入っていた釘や針金のせいで洗濯機が壊れる事も日常茶飯事なのです。

そして、コインランドリーといえば洗濯機から下着が盗まれたり、洗い上がった後の衣類に謎の液体をかけられたりと、変態絡みのトラブルも絶えません。

自分がオーナーである以上、何かあればすぐに駆け付けなくてはいけませんし、壊れた洗濯機はすぐに修理しなくてはいけません。

また、悪質な客が他の客の衣類を傷つけたり汚したりした時には、オーナーである自分が弁償することになります。

そういったトラブル対応の手間を考えると、コインランドリー経営は決してラクな仕事ではないなと感じます。

「コインランドリー経営なら不労所得になりそう」と期待して始めた人だと「割に合わない」と感じる事の方が多いのではないでしょうか。

コインランドリー経営で成功する方法

コインランドリーの新規開業で失敗しないためには、初期費用をどれだけ安く抑えられるかということが大切になってきます。

事業ローンを利用した時には完済まで経営が順調とは限らず、万が一赤字が出た時には、あっという間に破産してしまう可能性も…。

コインランドリーの経営は最初からどかんと稼げるようなものではなく、順調に行っても、1日に稼げる金額には限界があるということを頭に入れておいて、その中でどうやって利益を上げていくかをよく検討する必要があるのです。

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