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糖質制限ダイエットのデメリット|身体に悪いし死亡率が上がる?

少し前に大ブームになった糖質制限ダイエットですが、さまざまな健康リスクがあります。

短期間で痩せたいなら糖質を制限するのが一番良いと考えがちですが、そのダイエットで身体を悪くしてしまっては意味が無いですよね。

しかも、「糖質制限ダイエットでは痩せない、痩せにくい」という人も多いのです。

こちらの記事では糖質制限ダイエットのデメリットについて詳しくまとめました。

目次

「炭水化物抜き」と「糖質制限」は同じもの?

糖質制限ダイエットと同じ時期に流行した炭水化物抜きダイエット。

それぞれ別のダイエット法に思えますが、実は基本は同じ。効果もほとんど同じものです。

ただ、糖質制限よりは炭水化物抜きの方がダイエット初心者でも始めやすいといえます。

闇雲に糖質を制限するのはハードで大変ですが、お米やパン、麺類など『主食』になるものだけ我慢する方が分かりやすくて簡単ですよね。

海外セレブの影響で流行した糖質制限

糖質制限ダイエットが世界中でブームになったのは、海外セレブがこぞって実践して痩せたからだといわれていますよね。

歌手のレディー・ガガさんなんて1カ月半で12kgも痩せたそうで、確かにダイエット前と後の写真を見比べると効果は歴然です。

特に、丸みを帯びていた腕やパンパンだった太ももがスッキリ細くなっているのを見ると、「自分もやってみよう!」っていう気持ちになる人が多いのも頷けます。

ただ、糖質を制限して痩せるダイエット法には数々のデメリットがあるそうで、実践する時には注意するべき点があるのだとか。

糖質制限ダイエットにはデメリットがいっぱい

糖質制限ダイエットは炭水化物や糖類を避けて食事をしますから、肉と野菜が中心になります。

味付けでも砂糖やみりんなどの糖類、小麦粉や片栗粉などの炭水化物も使えないので、普段の食事に比べると「味気ない」と感じる人も多いようです。

ただそれでも、「糖質制限は身体に良い」と思うからこそ頑張れるわけですが、実際はそうでもないようで、健康的にデメリットが大きいとも言われているのです。

糖質制限をすると寿命が縮む?

ダイエット中の食事

糖質制限ダイエットの第一人者である桐山秀樹さんが62歳で急死されたのは記憶に新しいところですが、2016年に67歳でお亡くなりになった鳩山邦夫さんも、実は死の直前まで糖質制限ダイエットをしていたのです。

もちろん、鳩山さんについては偶然かも知れませんが、糖質制限が健康に悪影響を与える可能性があるということは言えるのかも知れません。

死亡率が上がるデータも

あるデータでは、糖質や炭水化物を多く取る人とあまりとらない人合わせて27万人を追跡調査して比較したところ、糖質や炭水化物をあまりとらない人の方が多くとる人より死亡率が30%高いという結果がでたのです。

糖質制限をしたからといってすぐに病気になるとかではありませんが、長い目で見ると、寿命が短くなるというデータがあるということは頭に入れておきたいですね。

糖質を極端に減らすと脳が筋肉を食べてしまう?!

脳と筋肉にとって糖質は大切なエネルギー源です。ですから糖質が不足してしまうと、脳はエネルギー補給のために筋肉を食べてしまいます。

体内の糖分が不足すると、まずは肝臓のグリコーゲンを分解し、その次に筋肉という順番で分解されるので、残念ながら脂肪はほとんど減らない。

炭水化物を食べない人の肝臓には十分なグリコーゲンがないので、筋肉をどんどん分解して脳に必要な糖質を補おうとする。

つまり、糖質カットで犠牲になるのは大切な筋肉。糖質制限ダイエットは、大事な筋肉をなくす行為を自ら進んでやるようなものです。

糖質制限ですぐに体重が落ちるのはなぜ? 勘違いポイントを教授が解説

糖質制限ダイエットでは身体の中の脂肪を燃焼させてエネルギーになるから痩せるといわれているのですが、実際には、脂肪をエネルギーにするのは時間がかかって筋肉の方が早いため、脳は筋肉の方から糖質を補うのです。

糖質制限すると体重が減って見た目もほっそりなりますが、それは筋肉が減っているから。

逆に体重が減っても体脂肪率が上がっている場合もあるのだとか。

身体の筋肉量が減少すると代謝が悪くなって痩せにくい体質になってしまうので、長いスパンで考えると筋肉を維持しながらダイエットを進めることがすごく大切になってくるのです。

体脂肪率や筋肉量にも気を配って

ダイエット中は体重を測る機会が増えますが、できれば体重計も体脂肪や筋肉量まで測定できるものにして、体重と一緒にそれらをチェックしてみましょう。

体重が減っているのに体脂肪が減ってなかったり、筋肉量がだんだん少なくなっている場合には、いくら見た目はダイエットできているように見えても健康に悪影響が出る場合があります。

ダイエットをしてせっかく痩せたのに、短期間であっという間に体重が戻ってしまった…。

そんな経験をすることってありますよね。

そういう場合は、筋肉を減らす事で体重が減っている可能性があるので、再度筋肉を減らさない方法でダイエットをしないといけません。

「痩せたい」という気持ちが強いとついつい短期間で結果がでやすい方法を選んでしまいますが、結局リバウンドするなら意味がないです。

一度、ここまでのダイエットを振り返ってみて、問題がありそうなら見直してみることも大切ですよ。

正しいダイエットの方法とは?

ダイエットで体重を減らし、その体型をキープするためには、適度に身体を動かして筋肉をつけておきましょう。

運動というとハードなものを想像しますが、普段の生活の中で少し多めに歩いてみるとか、階段を積極的に使ってみるとか、できるだけ立っている時間を長くするとか、それくらいで充分なのです。

そして、筋肉を増やすため、減らさないために大切なことは、炭水化物をしっかり食べることが大切。

ダイエット中は炭水化物が必要

炭水化物、つまり糖質は脳の栄養源ですから、不足すると筋肉が少なくなってしまうということは、さっき説明しました。

なので、筋肉を減らさないためにも適度に糖質を補給して脳にエネルギーを与えることが大切なのです。

また、きちんと炭水化物を食べている方が身体も動きやすくて、結果的に筋肉がつけやすいですよ。

糖質制限は身体に悪い

糖質制限ダイエットで炭水化物を控えると、結果的に「痩せにくい体質」になってダイエットに逆効果になる可能性があります。

また、ダイエット効果以外でも、糖質制限のデメリットはたくさんあるそうで…

糖質制限のデメリット

  1. 肌荒れ
  2. 抜け毛
  3. 記憶力の低下
  4. やる気減退
  5. 常に眠くなる

リバウンドもしやすくなる!

糖質制限で一時的に痩せても、ダイエット中に基礎代謝が落ちてしまったり、筋肉量が減ってしまうとリバウンドをしやすいという説もあるようです。

私自身も経験がありますが、糖質を減らしてせっかく痩せたのに、その後が以前より太りやすくなりました。

極端に食事の量を増やしたわけでもないのに、あれよあれよという間に体重がどんどん増えて前よりもぽっちゃり体型に…。

あのハードな食事制限は何だったんだ…と、かなり悔しい思いをしました。

ダイエット中の炭水化物はどれくらい食べる?

厚生労働省が推奨している炭水化物の摂取量は1食中の60%。

お弁当で考えると半分以上がお米って感じでしょうか。お米の量でいうと大体200gなのだそうです。

ただ、普段運動をする習慣が無い人だとそこまで食べなくても良いそうで、お茶碗に半分から軽く1杯くらいを毎食食べるのが理想的みたいです。

私はお昼ご飯と夕食に、お茶碗軽く一杯ずつお米を食べています。

40過ぎるとお米をガツガツ食べることも無くなるので、お茶碗に軽くいっぱいくらいが身体にも良いし自分にとってもちょうど良い感じがします。

ただそれでは全然痩せないので、外食で食べ過ぎた日は夕飯でお米抜きにしたり…調節しています。

糖質制限が動脈硬化に繋がるというデータも

糖質制限がどこまで身体に悪影響を与えるのかははっきりしていませんが、実際に糖質制限が動脈硬化に関係しているという論文が発表されて話題になっています。

動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞にも繋がりますし、健康のために行なっていることが病気に繋がるならとても残念ですよね。

何事もやりすぎは良くないので、食事制限はほどほどに、主食であるお米は少しの量でも食べるようにした方が良さそうです。

「健康の為に炭水化物を抜いている」と自慢げに言う人もいますが、実はそれが身体に悪くデメリットになるというのは、広く知られた方が良いかも知れませんね。

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