欧州最東端のジョージアと日本の関係について、「週刊文春」で気になる記事がありました。
ジョージアと聞くと、日本ではシュクメルリが有名ですよね。
ただ、ジョージアについて詳しく知っている日本人は少ないかもしれません。
実は現在、ジョージアは深刻な政治的混乱に陥っています。
親ロシア派の影響が強まる与党「ジョージアの夢(GD党)」によって独裁色が強まり、国民の抗議デモが激化。
昨年の議会選挙では不正が疑われ、EU加盟を支持する国民と親ロシア派の政府が対立する事態となりました。
さらに、GD党を影で操るのが大富豪ビジナ・イワニシビリ氏です。
彼はロシアのオリガルヒ(新興財閥)と深い関係を持ち、ジョージアの政局を影で動かしていると指摘されています。
アメリカ政府も彼に対し制裁を発動し、資産凍結措置を取っているのです。
独裁者イワニシビリ氏の息子が日本に潜伏?
そんな中、驚くべき事実が発覚しました。
「週刊文春」によると、イワニシビリ氏の長男A氏が日本で暮らしていたそうです。
彼は都内の超高級マンションを5億円以上で購入し、ゲームデザイナーとして活動しているとされています。
大富豪の息子とはいえ、5億円以上の高級マンションで一人暮らしというのも、やっぱりすごいと思いますが。
もっと問題視されているのが、このマンション購入のタイミングです。
A氏が物件を取得したのは、ジョージアで反スパイ法案(ロシア法とも呼ばれる)が成立した直後。
欧米はこれを懸念し、イワニシビリ氏に対する制裁を決定していました。
そのため、A氏のマンション購入は「資産逃避」ではないかと疑われているのです。
もしそういった事情で日本が逃避先に選ばれているなら、今後に不安が高まりますよね。
ジョージア大使との密会
さらに、日本にいるA氏は、駐日ジョージア大使ティムラズ・レジャバ氏と密会していたことが発覚。
この件について、「週刊文春」からの質問には答えなかったというレジャバ氏。
春一番だと思ったら文春砲だった。 pic.twitter.com/G16JZz3sDM
— ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使 (@TeimurazLezhava) February 6, 2025
彼らは東京・新宿のレストランで会い、大使がA氏に大きな黒いバッグを手渡したところを目撃されています。
その内容は不明ですが、何らかの「重要な物」だった可能性があります。
レジャバ大使は以前、ロシアのウクライナ侵攻を批判していたものの、最近では親ロシア派のイワニシビリ氏の意向に沿う発言をするようになっています。
A氏と親しい関係であることも、さまざまな疑惑を深めています。
日本政府の対応は?
米国がイワニシビリ氏に制裁を課した一方で、日本政府はこの問題に慎重な姿勢を示しています。
日本の外務省は「ジョージア情勢を注視している」と発表しただけで、具体的な対応は見えていません。
最近の日本の外交を見ていると、本当に弱腰という感じがします。国民としては、こんなに頼りなくて大丈夫なのか?と不安にもなってしまいますよね。
A氏が日本で何をしようとしているのか、そしてジョージアの政治的混乱がどのように影響するのか、今後も注視する必要があるでしょう。
日本が独裁者の資産逃避の拠点とならないよう、厳格な対応が求められると思います。
以上、週刊文春の記事をもとに、ジョージアの現状と日本の関係について整理しました。
元記事はこちらです。
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ロシアとの関係性が冷え切っている中だけに、日本政府にはしっかりと適切に対応してもらいたいですね。