納豆にお酢を入れて食べる「酢納豆」は、手軽に始められて健康効果・ダイエット効果がとても高いので注目されています。
テレビや雑誌で取り上げられることも多いので、すでに試してみた人も多いかも知れませんね。
なんと、女優の藤原紀香さんやフリーアナウンサーの福澤朗さんも食べているそうで、酢納豆が美や健康の素になることが証明されているのです。
最近では「酢納豆が老眼予防になる」ということも分かったので、私のような中年世代では特に気になりますよね。
私も1年前くらいから酢納豆を食べ続けていますが、もともと酸っぱいものが好きだからか、すごく美味しくて普通の納豆よりも食べやすくて気に入っています。
しかも、美味しいだけではなくダイエットや健康への良い効果も実感しているのです。
今回は酢納豆でダイエットをする時の作り方や食べ方、健康効果と癌予防・老眼予防について詳しくまとめて解説してみました。
酢納豆の作り方と食べ方
酢納豆の健康効果を説明する前に、まずは作り方と食べ方を紹介します。
酢しょうがに酢キャベツなど、お酢を使ったダイエット食材は数々ありますよね。このブログでも、何度か紹介しています。
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そんな、「ダイエット効果の高いお酢を利用した食材」の中でも、一番簡単に作れるのが酢納豆なのです。
他の食材は事前にお酢につけ込む調理が必要ですが、酢納豆に関しては納豆を食べる時にお酢をかけるだけ。
とてもシンプルでお金もかからず、それでいてダイエット効果が高い。
ということで、もともと納豆が大好きでよく食べると言う人以外にも、たくさんの人に注目されているのです。
酢納豆のお酢の量と入れるタイミング
1パックの納豆の量は大体40~50gなので、そこにお酢をどばどば入れると酸っぱくて食べにくくなります。
それに、加熱しないお酢をたくさん摂取すると胃が荒れて健康にも良くないので、いくらダイエット効果があっても1度に食べる量は制限しておくべきなのです。
ということで、酢納豆に入れる酢の量は、1パックにつきスプーン1杯になります。
まず納豆とタレ・カラシなどをしっかり混ぜて、そのあとにお酢を加えて、さらに混ぜます。
スプーン1杯は少ないように感じるかも知れませんが、それ以上入れると酸味がきつくなり、胸焼けの原因にもなるので注意して下さいね。
私は酸っぱいものが好きで「もっとお酢を入れたいな」と感じる時もありますが、やはり胃に負担になるのは良くないので、それ以上にお酢を足すことは控えています。
納豆に入れるならコクのある黒酢がおすすめ
お酢によっては甘みをプラスして調味されているものもありますが、納豆に入れるなら調味していないそのままのお酢がおすすめですよ。
私は黒酢をいつも使っているのですが、コクがあって納豆のおいしさが引き立ちます。
納豆とお酢をしっかり混ぜて粘りが出たら、普段と同じように食べればOKです。
酸っぱいお酢が苦手ならフルーツ酢を
納豆にそのまま酢をかけるので、酸っぱいものが苦手な人には食べにくいかも知れません。
そんな時は、リンゴ酢などの果物から作られたお酢を試してみて下さい。
私は普段からリンゴ酢を使っているのですが、酸味が柔らかく口当たりがマイルドなので、酢納豆だけではなく色々な料理に合います。
ドレッシングに使うと爽やかな味に仕上がりますし、普通の穀物酢や米酢より本当に美味しいので、酢納豆にも絶対におすすめですよ。
酢納豆にトッピングしても美味しい
酢納豆はそのままでも充分美味しいですが、玉ねぎスライスやきのこ類、ナッツを一緒に混ぜるともっと美味しくなります。
少し歯ごたえがあるものと一緒に食べると、ダイエット効果も高くなって特におすすめです。
私の定番は刻んだ青ネギと温泉卵をのっけて食べる酢納豆です。ご飯にも合いますし、すごく美味しいですよ。
注意点は、酢納豆はもともと酸っぱいので、酸味のあるものと混ぜると変な味になってしまうこと。
例えば、キムチと納豆ってベストな組み合わせなのですが、酢納豆と混ぜてしまうとキムチの酸味とお酢の酸味がケンカして味がおかしくなります。
なので、酢納豆に合わせる食材は酸味のないもので選んだ方が良いです。
納豆が苦手な人にオススメなのは砕いたクルミやアーモンドで、程よい酸味とナッツの香ばしさで相性が良いです。
納豆を毎日食べれば死亡率が下がる!
国立がん研究センターが行った研究で、納豆を毎日1パック食べている人は食べていない人に比べて10%も死亡率が下がることが分かりました。
この研究はかなり大掛かりで、成人男女9万人を15年間も追跡し、食事の内容を調査。納豆をはじめとする大豆の発酵食品を多く食べている人といない人と比較してこの結果がでたのです。
納豆が身体に良いことはほとんどの人が認識していますが、こうしてがん研究の機関が正式な研究結果として発表をするとあらためて「やっぱり納豆ってすごいんだな」と感じますよね。
いまや日本人の2人に1人がかかるとも言われる癌ですから、納豆で予防ができるのなら積極的に食べておきたいです。
酢納豆で痩せるダイエット効果とは
健康効果もさることながら、ダイエットにも効くことが話題になっている酢納豆。
酢納豆でなぜ痩せるのか、なぜ健康効果が高いのかというと、酢の脂肪燃焼効果と納豆の血液サラサラ効果のおかげで、身体の代謝がアップするからです。
簡単に言うと、酢納豆は「体の中のめぐりを良くする効果」があって、健康とダイエットには最適の食材というわけなのです。
お酢の健康ダイエット効果
- 内臓脂肪が減る
- 血圧が下がる
- 血糖値の上昇を緩やかにする
- 代謝を活性化する
- 疲れをとる
(効果には個人差があります)
納豆の健康ダイエット効果
- 血液をサラサラにする
- 腸内環境を整える
- 代謝を良くする
(効果には個人差があります)
酢納豆を食べると便通が良くなってお腹スッキリ
個人的に酢納豆を食べ続けて感じたのが、便通がものすごく良くなります。
それまではトイレに入っても出にくかったり、便秘気味でお腹がずっと気持ち悪い、痛い…ということがあったのですが、酢納豆を食べはじめてから便通で悩むことが一切なくなりました。
「おトイレで出さなきゃ」と思わなくても、自然に出ます。頑張る必要がありません。
ですから、ダイエットの必要は無い人でも便秘で悩んでいるなら、一定期間だけでも酢納豆を食べてみるとお腹がすっきりすると思います。
ただ、「よく出るから」と言って大量に食べるのはダメなのだそうで、健康ダイエット効果を期待して1日に数パック食べてしまった人だと腸が動かなくなって入院したり手術になった症例もあります。
いくら身体に良くても食べすぎは禁物。1日1パックを守るようにしましょう。
酢納豆は視力回復・老眼予防の効果がある!
酢納豆が健康やダイエットに効果的なのはすでによく知られていますが、実は、視力回復にも効果があるのです。
私みたいに中年以降だと老眼で悩むことがよくあるので、視力回復ができる食べ物があるなんて、すごく興味が湧きますよね。
この「酢納豆で視力回復効果」は、2018年8月にTBS系で放送された「名医のTHE太鼓判!」という番組で特集されていました。
酢納豆を食べると目が良くなる理由
「名医のTHE太鼓判!」によると、納豆に含まれるナットウキナーゼには血流改善や血栓を溶かす効果があるのですが、お酢と一緒に食べることでその効果が倍増されるのです。
血流が良くなると先ほども紹介したように健康やダイエットにはすごく効果が高いわけですが、目の血流が改善されれば老眼も良くなったり、視力が回復することが期待出来るそうです。
実際に、この番組で実験に参加した男性は、0.01だった視力が酢納豆を食べ続けて2カ月で1.5にまで回復しました。
酢納豆を食べたら0.01から1.5に視力が回復した!
これは本当に凄いことですよね。
視力って基本的に悪くなることがほとんどで回復することは無いように思うので、特に手術や治療も必要無く老眼が治ったり視力が回復するのなら、酢納豆を積極的に食べた方が絶対に良いと思います。
酢納豆を食べる時の注意点とは?
健康効果とダイエット効果の高い酢納豆ですが、だからといって食べ過ぎると逆効果になってしまいます。
先ほども書きましたが、納豆の過剰摂取で逆に身体を壊してしまったという人も少なくないのです。
というのも、納豆に含まれる納豆キナーゼやお酢に含まれる酢酸は、適切な量を摂れば身体に良いのですが、過剰にたくさん摂取すると健康被害を引き起こすこともあるからです。
健康になる、視力が良くなる、ダイエットになる、痩せる、と言われると、ついついそればかり食べて効果を上げたくなるもの。
しかし、何事も節度を守らなければ最大限の効果は得られないのです。
酢納豆の1日の適切な量は1パックで、それ以上食べても、食べた分だけ効果が上乗せされるわけではありません。
食べる時間は朝昼晩のいつでも良いですし、間食に食べても大丈夫です。
でも1日に何回も酢納豆を食べるのはやめておきましょうね。
酢納豆を食べるベストなタイミングは…?
納豆は食べ応えがあって腹持ちが良いため、ダイエットとして酢納豆を食べるなら夕食が一番ベストです。
一番最初に酢納豆を食べておくと、そのあとにどか食いしてしまうことを防げますし、食後も満腹感が持続するため夜の間食を防止する効果がありますよ。
夜に食欲が起きやすい人は、酢納豆を夕食に取り入れることで、さらにダイエット効果が高まりますね。
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