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スマホ依存の原因と克服方法|スマホをやめたい時にやるべき事

調べたい時に瞬時に調べ物が出来たり、お財布のかわりに使えたり、LINEやメールなどで家族や友人と連絡を取ったり…スマホはとても便利で、もはや生活には欠かせないものですよね。

でも、あまりにスマホに依存しすぎると、心と体に悪影響が及ぶことがあります。

アメリカの研究では、スマートフォンなどのデジタル機器を使う時間が長い人ほど幸福感が低く、「自分は幸せではない」「不幸だ」と感じている人が多いことが分かりました。

楽しくて便利な一方で、さまざまなデメリットもあるスマホ。

スマホ依存にならないためにはどうすれば良いのか、スマホ依存の原因と克服法をまとめました。

目次

日本人の約8割、10~20代では9割以上がスマホを持っている

日本人のスマホ利用率は全世代で見ても77%とかなり高いですが、なんと、10代の92%、20代の91%が、すでにスマホを手に入れて使っています。

年代別スマホ利用率

  • 10代 92.0%
  • 20代 91.0%
  • 30代 88.5%
  • 40代 84.0%
  • 50代 71.5%
  • 60代 55.0%

この調査結果は2017年7月時点のもので、1年経った現在でもそれほど大きな数字の変化は無いと見られています。

スマホの利用率がこれだけ高いのは、やはり生活に役立つメリットがたくさんあるからです。

知りたいと思ったことをすぐに検索できたり、外食をしようと思った時にすぐに近場の飲食店を調べられたりするのは、本当に便利な機能ですよね。

そうした「便利さ」を求めて使う分にはメリットが大きいスマホですが、「SNSでの情報の発信や受信」「動画やゲームでのヒマつぶし」といった使い方に依存してしまうと、何時間経ってもスマホから目が離せず、自分でも気付かないうちに依存してしまうこともあるのです。

スマホがないと生きていけない『スマホ依存』

ずっと長くスマホから目が離せずに、誰かから呼びかけられたり、しなくてはいけない用事があってもやめられない。まるで、スマホが生活の中心であるように感じてしまう。

スマホを使っていると安心し、スマホが無いと落ち着かない。

その状態がまさにスマホ依存ですが、もしもそれで気持ちがポジティブになるなら、1日中スマホを使い続けても問題は無いのです。

しかし、厄介なのは、自分の中でスマホの重要度が高く目が離せないほどに使い続けるにもかかわらず、スマホから幸福感は得られない、むしろ不幸になってしまうという点です。

スマホを使いすぎると幸福度が低くなる

米サンディエゴ州立大学の心理学教授らは、1991~2016年にかけて、スマホの使用時間と幸福感の因果関係を調査しました。

対象になったのは米国の中学2年生、高校1年生、高校3年生の男女110万人。

その調査で分かったのは、スマホなどのデジタル機器を長く使う子供ほど「自尊心を満たされているか」「自分の生活に満足しているか」「自分は幸せだと思うか」の質問に「いいえ」と答えて、幸福度が低かったのです。

逆に、一番幸福度が高かったのはスマホなどを使う時間が1時間未満の子ども達で、必要な時だけ適度な使用にとどめておけば、幸福感は高めることができることも分かりました。

スマホ依存でイライラする理由

スマホ依存の人は、スマホで動画を見たりゲームをして、本人は楽しんでいるつもりです。

しかし、実は、感情に反応するはずの脳の前頭前野はコンピューター相手にはほとんど反応しないことが分かっていて、スマホでいくら楽しい時間を過ごした気分になっても、脳ではそれを認識していないのです。

そして、スマホを使えば使うほど脳の働きは弱まり、考える力や処理する力が弱まって退化してしまいます。

その状態で気に入らないことやカチンとすることが起きると、スマホ依存で脳の問題解決能力が弱ってしまっているため、正常な考え方が出来ず、ただイライラして腹を立てたり感情を抑えられなくなってしまうのです。

スマホ依存が長引くと、全てにおいて平面的な考えしかできなくなり、現実の世界でのコミュニケーションや情報の取り捨て、処理などに障害が出ます。

そうなると、結果的に社会の中で生きづらさやしんどさを感じやすくなり、「自分は不幸だ、何も良いことが無い」と思い込んでしまうことが多くなるでしょう。

スマホは人を不幸にする?

アメリカの別の調査では、2012年以降、スマホ利用率が50%を超えたタイミングで、中高年の幸福度が急激に下がったことが分かっています。

中高年が「自分は不幸だ」と感じる原因がすべてスマホにあるとは言えないものの、スマホを使う人が増えるほど幸福感が低くなっているという現状を見ると、少なくとも「スマホは人を幸せにしない」ということだけははっきりしているのではないでしょうか。

スマホ依存でコミュニケーションが苦手になる

スマホの便利さに依存していると、現実の世界での人との関わりが億劫になったり、拒絶したくなったりすることがあります。

ただ、スマホ1台持っていれば生きていけるなら良いですが、ほとんどの人は労働によって生活費を稼いでいるため、スマホだけで生きていくことはできません。

人は人と関わらなければ生きていけませんし、人と関わることで気持ちが明るくなったり、前向きになれたりします。

人との関わりを「面倒だ」と思うようになると、自分の幸せを遠ざけることにも繋がるので、そういった気持ちが強くならないようにスマホの世界に依存しない方法を考えてみましょう。

スマホで癒されるなら適度に利用を

スマホを使うことが絶対に悪い、というわけではありません。むしろ、上手に使えばスマホほど役に立つ機械は他に無いかも知れないのです。

でも、必要以上にスマホを使い続けると心は病んでしまい、疲弊してしまう。

ということで、スマホ依存から抜け出す為に、自分なりのルールを決めて時間を守ることが大切なのです。

手持ち無沙汰な時にすぐスマホを手に取ってしまう人は、まず深呼吸して、風景を眺めたり、小説や雑誌を読んだり、いつも使っているデスクを整頓してみたり、スマホに頼らない時間の使い方を考えてみて下さい。

特に、スマホのせいでやるべきことが後回しになってしまっている人は、ちょっと気分を入れ替えて、スマホが無かった頃の自分を思い出すのも良いかも知れませんね。

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