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つらいPMS(月経前症候群)を前向きに乗り切る|流産がきっかけでPMSになった私の体験談

生理前にあらわれる心身の不調、PMS(月経前症候群)で悩んでいる女性はたくさんいますよね。

最近ではPMSへの理解もひろがって、PMSの経験が無い女性や男性の中でも「生理前につらい思いをする女性がいるんだ」ということは、ある程度認知されてきたように感じます。

ただ、それでも本人にとってはPMS(月経前症候群)ってすごくつらくて、悩む女性の中には「もう生きていきたくない」といった、追いつめられた気持ちになることもあるのです。

私自身もPMSにはかなり苦しめられてきた経験があるので、今日はその経験を踏まえながらPMSをどう乗り切るか考えてみたいと思います。

目次

PMS(月経前症候群)とは?

PMSは、生理前に精神が不安定になったり、腹痛や下腹部の膨張、頭痛、身体のだるさなど、生理が原因で起こる心身の不調のことをいいます。

主なPMSの症状

身体のむくみ、乳房の痛みやハリ感、強い眠気、不眠、下痢や便秘、頭痛、下腹部痛、肌荒れ、吹き出物、吐き気

イライラ、興奮したり憂鬱になったりする、不安感、無気力、人と接するのがつらくなる、学習や仕事に集中できない

PMSの原因

PMSは、排卵から生理までに分泌されるホルモンが心と体に影響して起こると考えられているそうです。

ただ、症状は人によって様々で、ほとんど不調を感じないという人もあれば、人生が嫌になるくらい落ち込んでしまう人もいるのです。

PMSの症状が強く出てしまう原因には、疲れやストレス、体調不良などがあるので、心身が健やかな状態だとPMSも軽くすむのだと思います。

流産してからPMSになった

私がPMSに悩まされるようになったのは、27才で第一子を流産してからです。

結婚して1年後に授かった子どもで、私自身より周囲の人が喜んでいたような気がします。

特に夫の両親は、まだ妊娠初期で胎児の心臓の動きも確認されていない段階で、親戚や近所の人達に「孫ができた」と伝えてしまいました。

結局、妊娠が確認されてすぐに出血が始まり、絶対安静の状態で2週間くらい過ごしましたが願いは叶いませんでした。

7週目で流産してから、どれくらいの期間をあけて生理が再開したのか覚えていないのですが、それまでは軽かった生理前の下腹部痛がすごくひどくなって、経血の量も増えました。

そして、生理前からはじまる重い鬱症状に悩まされることになったのです。

私が経験したPMS

私はPMSという言葉も全然知らなくて、なぜ急に生理前に不安定になるようになったのか、分かりませんでした。

というか、生理周期をほとんど意識してなかったことで、そのイライラや憂鬱の原因が生理にあることさえ気付いていませんでした。

なんだか最近気持ちが落ち込む…

どうしても仕事に集中できなくて、やる気が出ない日がある…

そんな風に思いながらも、原因は仕事のストレスや疲れにあるものだと思い込んでいました。

でも、ある日、生理の時になかなかトイレから出られなくなっている私に、同僚が「もしかしてPMSじゃないの?」と教えてくれたのです。

私はその時PMSのことを知らなかったのですが、聞いてみると職場でPMSに悩んでいる女性は意外にたくさんいて、後輩の女の子は生理前から生理中は外出できないほどPMSが重く、トイレの中で気絶してしまったことさえあると言っていました。

PMSを理解する

職場の中でPMS(月経前症候群)という病気があることを教えてもらった私は、同僚の女性が貸してくれたPMS特集の雑誌を読んでみたり、インターネットで検索して調べてみたりしました。

そして自分の中でPMSを理解するうちに、自分がこれまで悩んでいた症状はコレだったのかと、納得することができ、気持ちも軽くなっていました。

やっぱり原因不明の不調で「どうすればいいのか」と不安をつのらせるより、これが原因でこうなっていると分かった方がラクになれます。

気持ちが不安定な時は余裕がなくて、「なにが原因か」ということを考えることさえつらくなってしまいますが、原因が分かってしまえば「どうすれば良いか」と対策することもできるので、気付かせてくれた同僚には感謝しています。

周囲にも理解を求めて

PMSって本人はすごく大変で苦しいのですが、それがなかなか周囲には伝わりづらい面もあると思います。生理は毎月来るものですから、「病気でもないのに」と誤解されてしまうこともあるかも知れません。

人には分かってもらいにくい症状だからこそ、自分から説明して理解してもらうことも大切です。

私はPMSと気付いてから夫に「こういう症状で実は悩んでいる」と伝え、「生理前には気持ちも追いつめられるし体調も悪いから手助けして欲しい」と伝えました。

夫も流産のことではショックを受けていたので、私がPMSを打ち明けても素直に応じてくれて、「つらい時は何もせずに寝ていて良いよ」と言ってくれました。

何もしなくて良いと言われても、変わりにやってくれるわけじゃないのであまり意味がないのですが、それでも「寝ていて良いよ」と言ってもらって、本当に寝ていても何も言われないというのは気持ちがラクでした。

少しずつ症状は治まりました

私のPMSは、その後の出産が影響したのか、少しずつ症状がラクになっていきました。

今でもストレスがたまっていると、生理前に気持ちが落ち込んでどうしようもない時もあるのですが、以前に比べれば全く問題ないです。

とはいえ、PMSがひどい時は絶望感みたいなものに支配されてしまい、生きていける気がしなかったこともあります。

ですからもし今PMSに悩んでいる女性がいれば「いつか良くなるだろう」と軽く考えずに婦人科で診察を受けてみて欲しいです。

PMSを完全に無くすことはできなくても、症状を軽くするための治療は色々あります。

1人で悩まずに周囲に相談してみることが、PMSを乗り切る第一歩になると思います。

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