ここ数年、芸能人や有名人の方の不倫騒動が続いていますが、ちょっと気になるのは、女性側も既婚の『W不倫カップル』が増えていることです。
こうしたW不倫の背景について、『ワイドスクランブル』では、夫婦問題研究家の岡野あつこさんの分析で、「最近は『流され妻』が増えている」というコメントがありました。
「流され妻」という言葉、あまり知らない人も多いと思いますが、知らず知らずに当てはまっている女性もたくさんいるように思います。
今回は、「流され妻」ってどういう女性なのか、「流され妻」になって家庭を壊さないために出来ることはあるのか、まとめてみました。
不倫によるトラブルを回避するために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
『流され妻』とは?
『流され妻』とは、
「家庭を壊すつもりは無いけれど、好きになったら仕方ない」
という考え方をして、実際に不倫をしてしまう既婚女性のことを言います。
つまり、「家庭は大切にしたい」と思っているにもかかわらず、不倫は容認していて、普通に考えると矛盾していますが本人には悪気がありません。
『流され妻』の特徴は、「家庭を壊すつもりが無い」だけに、不倫に対して罪悪感があまり無い、ということ。
一般的に考えると、家庭があるのに他の男性と付き合えば家族を傷付けることになりますから、不倫に対しては後ろめたさがありますよね。
しかし、『流され妻』になる女性の多くは「自分にとって一番大切なのは家族」という強い気持ちを持っており、だからこそ、「不倫をしたからといって家庭を疎かにしているわけでは無い」と思い込んでいるのです。
流され妻の不倫がバレたら
家庭は大切だけど、好きな人とも一緒にいたい。
流され妻が不倫を始めると、家庭と不倫を両立しようと奮闘するので、本人的には充実した生活を送ることが多いです。
場合によっては、「不倫しているからこそ家事や育児、仕事が頑張れるんだ」と、心の中で不倫を正当化してしまう女性もいます。
ただ、本人は不倫に罪悪感を持たず、独身時代の延長で恋愛を楽しんでいるように錯覚しても、傍から見れば不倫は『不貞行為』です。
なので、万が一不倫がバレると、自分がこれまで思い込んでいたことと、周囲の反応のギャップに違和感を感じることになります。
不倫を責められる理由が分からない
「なぜそこまで責められなくてはいけないのか?」
不倫がバレた「流され妻」は、夫に責められることで逆に腹が立ったり、これまで大切だと思っていた家族に裏切られたように錯覚してしまうこともあります。
「私は今まで家族のために頑張ってきたのに、好きな人が出来ただけで、なぜ悪者のように言われるの?」
そんな風に感じて、自分のしたことの何が悪いのか、本気で分からずに困ってしまう女性もいるでしょう。
物事を客観的に見られず、自己中心的な考え方になるのは『流され妻』の特徴です。
家庭崩壊に繋がることも
『流され妻』は不倫に対して罪悪感や後ろめたさを感じにくいので、そうした態度が「反省していない」と受け取られて、夫から離婚を突き付けられることもあります。
また、流され妻自身も「何も悪くないのに」という思い込みで怒りがフツフツと芽生えてきて、これまで大切にしてきたはずの家族が疎ましく感じてしまう場合も。
結果、流され妻の不倫がきっかけとなって、離婚をしてしまう夫婦も少なくありません。
同じ不倫でも、夫側の不倫より妻側の不倫の方が、バレた時に離婚に繋がりやすいのは、女性の方が不倫にのめりこみやすく感情的になりやすいという傾向があるからです。
最初は流される形で始まった不倫でも、関係を深めるうちにどんどん気持ちが傾いてしまい、自分では家族を大切にしているつもりでも周囲から見ればかなり無理があるように見えてしまうのです。
流され妻にならないためには?
流され妻にならないようにするには、まずは自分を律する強い気持ちを持つことです。
「不倫をしない」と漠然と思っても、実際に、好みの男性が目の前にあらわれてアピールされると、気持ちが揺らいでしまう女性も多いでしょう。
ですから、本当に家庭を守りたいなら普段の生活を見直して、他人に流されない惑わされない、嘘をつかない、というルールを徹底しましょう。
不倫を回避する方法
- 家族に嘘をつかない(軽いものもダメ)
- 他人に流されない
- なんでも相手に合わせない
- 異性と二人きりで会わない
- 不倫は家族(相手家族)を傷付けると心に刻む
- 家族を失うことの重大さを考えてみる
- 自分の行動を客観的に見るクセをつける
子供達のことを一番に考えて
子供のいない夫婦の場合、不倫は容認される場合もあるかも知れません。
ただ、子供がいるなら不倫は許されないことだと思います。
親の不倫を喜ぶ子供はいません。特に思春期の子供だと、親の不倫がきっかけで心に大きな傷、トラウマを抱えてしまうこともあります。
ましてや離婚になって家族がバラバラになったら、精神的なダメージは計り知れないでしょう。
配偶者との相性がどうしても合わず、心が離れてしまっている夫婦もいますが、新たな恋愛をするなら離婚をしてけじめをつけてからにしましょう。
経済的な理由で離婚が無理なら、恋愛もひとまず諦めましょう。
なにもかもを同時に手に入れることはできませんから、まずは子供の事を一番に考えて、自分の欲望を抑えられるよう感情をコントロールすることが大切ではないでしょうか。