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『むずむず脚症候群』が治った!「眠れない」「集中できない」…つらかった症状と自己流の克服法

『むずむず脚症候群』ってご存知でしょうか?

たぶん、知らない人にとっては「なんだその変な名前の病気は?」というくらい、あまり世間に知られていない病気なのですが、かかった人にとっては本当につらくて苦しい大変な病気なのです。

足に独特の違和感が出て睡眠がうまくとれなくなり、ひどくなると生活にも支障をきたし、最悪の場合には鬱病まで引き起こしてしまうと言う怖い病気。

それが『むずむず脚症候群』です。

実は私も以前この病気になり、すごく悩んでいました。でも、なんとか自己流の方法で治すことができたので、今回はその時のつらかった症状と、どうやって治したのかという克服法をまとめてみたいと思います。

目次

『むずむず脚症候群』とは?

『むずむず脚症候群』は、足の裏やふくらはぎなどに独特の違和感が出てしまう病気です。

違和感の感じ方は人によって違いがあり、「かゆい」と言う人もいれば「痛い」という人もいます。

他にも「熱い」「だるい」「こそばい」など、感じ方はさまざまですが、とにかく「足に普通ではない変な感じがする」というのが、この病気の症状になります。

夕方から夜に症状が出やすいため、就寝時に足が気になって眠れなくなる「不眠」や、それにともなう「倦怠感」「抑鬱感」が、『むずむず脚症候群』の患者にとっては最もつらい症状だと思います。

私が『むずむず脚症候群』になった時は…

私が最初に足の違和感を感じたのは、長女を妊娠していた時です。

『むずむず脚症候群』は妊婦に症状が出やすいと言われていますが、まさに私も妊娠中に発症したのです。

日中はほとんど症状はありませんでしたが、夜、眠ろうと横になると、足の裏がいつもと違う変な感じがしました。

この違和感を言葉であらわすのがすごく難しいのですが、なんだか「じわーじわー」って変な感覚が断続的に続いて、足の裏がぞわぞわするんです。

感触でいうと「かゆみ」に似ていて、とてもじゃないけどじっとしていられません。

かゆいというか痺れるというか、なんとも不思議な感覚が、皮膚の表面じゃなくて中から鈍く伝わってくるのです。

気持ち悪いから足を動かしたり揺らしたり、足の裏を手のひらでさすってみたりするのですが、また眠ろうと動きを止めると、「じわーじわー」と再び違和感が出てくるの繰り返し。

足を細かく点検しても何も異常は無いし、肌がかぶれているとか傷があるとかも一切ありません。

何もないのにぞわぞわ変な感じがして、眠りたいのに眠れない日が続きました。

病院で相談したかったけれど…

その頃は妊娠中だったので、定期的に産婦人科で妊婦検診を受けていました。なので、お医者さんに相談しようと思えばできたのです。

でも、なんだか勇気がなくて言えませんでした…

この「足の裏のもぞもぞ感」をどうやって伝えて良いのか、分かりませんでした。

当時は『むずむず脚症候群』なんていう病気が存在すること自体まったく知らなかったので、自分だけにあらわれている変なかゆみなのだと思い込んでいたのです。

相談したくてもできず、ただただ眠れない夜を過ごす毎日。

仕事は妊娠5カ月目で産休に入っていたので、日中も特にやることはなく、だから夜寝れないことはそこまで問題ではなかったのですが、それでも不眠状態は身体にこたえました。

足がむずむずして眠れず睡眠不足でパニックになった

細切れに2.3時間しか寝れない日が1カ月くらい続き、妊娠していたこともあって、身体に力が入らずフラフラになってしまいました。

「もうこれだけ疲れているんだから、いくらなんでも眠れるだろう」と思ってベッドに入るのですが、横になると足の裏のもぞもぞが始まります。

身体がしんどくてつらくて、気持ちが追いつめられてパニックになり、夜中に泣いてしまったことが何度もあります。

テレビCMで「寝付きの良くなる牛乳(商品名忘れました)」があることを知り、夫と2人で取り憑かれたように深夜のコンビニをはしごして探しまわりました。

夫は私が血眼になって眠れる牛乳を探しまわるのを見て、少し引いていたようでしたが、文句もいわず付き合ってくれました。

しかし、どこを探してもその牛乳は売っていなくて、また泣きながら、眠れない夜を過ごしていました。

「出産すれば、赤ちゃんが産まれれば、この苦しみはなくなるんだ」

この足のもぞもぞ感は妊娠してから症状が出たため、いつしか「これは妊娠のせいだ」と思い込んでいた私。

だから出産さえ終われば、足は元通りになって、以前のようにぐっすり眠れるようになる。

それだけを心の支えにして、出産予定日を指折り数えて心待ちにしていました。

出産したあとも眠れない

足の裏の違和感に悩まされること数カ月、ようやく出産の日が来ました。

初めての出産だったので不安も大きかったですが、赤ちゃんが産まれた時の喜びは何にも替えられない幸福感があり、嬉しくて胸がいっぱいになりました。

無事に可愛い赤ちゃんが生まれ、もうこれで不眠に悩まされることもないだろう。そう信じていましたが、足の裏のもぞもぞは、出産後もかわらず症状が出たのです

なんと、出産当日は一睡もできず…

眠らないまま夜が明けた時には、出産の疲れと産後のうつ症状が相まって、精神はほぼ崩壊していたと思います。

ただ、精神が崩壊しているからこそなのか、「人に弱音を吐いちゃダメ!」みたいな変な意地がでてきてしまい、結局、医師にも看護師にも自分が眠れず困っていることを伝えることができませんでした。

眠れない原因は「むずむず脚症候群」だった

普通に眠れないということが、どれくらい苦しくて人の心を追いつめるのか。

それはきっと、経験したことのある人しか分からないと思います。

身体が今にも崩れ落ちそうなくらい眠くてしんどいのに、横になっても、どうしても眠れない。

眠れない、なんで?眠い、つらい、身体が壊れそう、でも眠れない、なんで?

ずっとそのループから抜け出せず、病院にいくべきかどうか悩んでいた時に、たまたま見ていたテレビで『むずむず脚症候群』が特集されていたのです。

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テレビに救われて…

就寝時に足がむずむずして眠れない。ひどくなると鬱状態になり、足を切断しようとしたり自殺をしてしまう人までいる。

『むずむず脚症候群』の特集番組で伝えられた内容に、私は驚愕しました。

症状は自分とほとんど同じだし、この病気の苦しさを訴えている人の言葉が、まさに自分の想いと同じものだったのです。

「これは病気だったんだ」

そう思った途端、なんだか心が軽くなりました。病気だったら治療する方法があるはずだし、1人で悩んでいるよりよっぽど希望があります。

すぐにネットで『むずむず脚症候群』を検索すると、体験談がたくさん出てきました。

この病気で悩んでいる人がこんなに沢山いたんだと思い、心強い気持ちもしましたが、それだけ治すのが難しい病気なんだということも分かって、ちょっと落ち込んだりもしたのです。

自分なりに色々調べてみて分かったのは、『むずむず脚症候群』は足の皮膚や組織に関係する病気ではなくて、神経に関連した病気だと考えられていることです。

つまり、足に違和感があるからと言って足に病気があるのではなく、痛みやかゆみを感じさせている脳の神経になんらかの異常が起きて、感じていない感覚を感じているように錯覚してしまう病気なのだそうです。

『むずむず脚症候群』については、まだ分からないことが多いようで、原因の特定も難しいみたいです。ただ、考えられる原因については以下の3つがあります。

むずむず脚症候群の原因

  1. 遺伝的なもの
  2. 鉄不足、あるいは体内の鉄代謝の異常
  3. 神経系の異常

日本人の中で『むずむず脚症候群』にかかっている人の割合は、なんと20~50人に1人くらいいるのだそうで、年齢別だと40才以上でぐんと増えるのだそうです。

私の場合は20代の終わりでしたが、きっと妊娠中だったというのが発症の原因になっているのではないかと思います。

『むずむず脚症候群』の治療方法

『むずむず脚症候群』にかかった場合、病院で診断を受けるためには睡眠障害をあつかうクリニックや精神科、神経内科が適しているということです。

私の家の近くにはあいにく睡眠障害を診てもらえるクリニックが無くて、いきなり精神科をたずねるのも少し躊躇してしまいました。

そこで考えたのは、自分の『むずむず脚症候群』は何が原因になっているんだろう?ということです。

先ほど紹介した3つの原因の中で、一番可能性が高いのは鉄不足だと思います。

なぜかというと、私は10代の頃からたびたび病院で「貧血」と診断されていて、鉄剤を処方されていたこともあったからです。

普通の人でも妊娠中は貧血を起こしやすいですし、私の場合は元々の鉄不足と妊娠が重なったことで、この『むずむず脚症候群』が発症してしまったのでないでしょうか。

むずむず脚症候群を鉄分で治す!

きっと『むずむず脚症候群』は鉄不足から来ているんだ!

そう確信した私は、さっそく鉄分の多い食事を心がけました。

赤身肉やレバー、小松菜、ほうれん草、ナッツ類など、鉄分が多いといわれている食材を積極的に食べました。

そして、やはり食事だけでは足りない分もあるので、鉄分サプリを毎日飲むようにしたのです。

私が最初に飲んだのはDHCの「ヘム鉄」です。「ヘム鉄」のサプリを飲みはじめてすぐに、『むずむず脚症候群』は出なくなりました。

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DHC(ディー・エイチ・シー)

ちょっと自分でもビックリしたのですが、今まであんなに私を苦しめてきた足の違和感が、鉄分サプリを飲むだけでおさまってしまったのです。

「やっぱり鉄不足が『むずむず脚症候群』の原因だったんだ…」驚くとともに、これでもう不眠に苦しまなくていいのだと思うと、本当に本当に嬉しかったです。

鉄分サプリは欠かせない

それ以来、1日もかかさず鉄分サプリを飲み続けているので、足に違和感が出ることは無くなりました。

もうあんな症状になりたくないので、サプリは絶対にかかさず旅行にも忘れず持って行きます。

最初に飲んでいたDHC「ヘム鉄」サプリは1錠が大きくて喉にひっかかってしまうことが多かったので、途中でディアナチュラの「鉄×マルチビタミン」に変えました。

ディアナチュラは粒が小さくて飲みやすいですし、効果はヘム鉄と変わりません。

むずむず脚症候群の対策のために、今でもずっと飲み続け、鉄不足にならずに済んでいます。

「むずむず脚症候群」に2度となりませんように…

私が『むずむず脚症候群』だったころ、本当に毎日がしんどくて心が追いつめられていました。

きちんと眠れるようになった今では、「なんであそこまで悩んでいたんだろう?」って感じることもあるのですが、あの頃は本当につらくてつらくて生きていることが嫌だと思ったこともあります。

誰にも説明できないような足の変な違和感…もう絶対に2度となりたくありません。

もしも今、『むずむず脚症候群』で悩んでいる人がいれば、「鉄分補給で症状が収まることもありますよ」というのを伝えたいです。

鉄分補修でもダメだったら、早めに専門医に相談してみて、1人ぼっちで悩んで心が追いつめられることのないようにして下さいね。

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