ダイエットや健康に効果が高いお酢。ですが、普段はあまり食事に取り入れないという人も多いかもしれません。
お酢を使った料理を作るのが面倒だったり酸味が苦手だと言う人もいますよね。
でも、お酢は本当に体に良いので、できれば少しずつでも摂取することがおすすめなんです。
こちらの記事ではお酢の健康効果やダイエットに最適な理由を解説しながら、お酢を美味しく続けるためのポイントについても紹介していきます。
お酢が体に良い理由とは?
お酢がダイエットや健康に効果が高いというのは昔からよく言われていますよね。
ただお酢をたくさん飲めば痩せるというものではありませんが、普段の食事に積極的にお酢を取り入れることを続ければ、太りにくくなったり便秘が改善されたり、お腹周りがすっきりしてきたりと、徐々に実感することができるようになるのです。
とはいえ過剰にお酢を飲むと胃腸に負担になる可能性があるため、今の食事にプラスしてお酢を楽しむ、という考え方が大切です。
酢のダイエット効果
お酢は血糖値の上昇を緩やかにする
糖質を多く取りすぎると高血圧になりやすく、肥満にも繋がります。糖質じたいは人間が生活をするためには必要不可欠なエネルギーになるわけですが、たくさん摂ると危険なんですね。
炭水化物やスイーツを我慢できない人だと、高血糖になって糖尿病をはじめとした病気にかかってしまうリスクも。
そこで役立つのがお酢なのです。お酢を飲むと食後の血糖値が急激に上昇するのが抑えられると言われていて、実際にさまざまな研究でもその効果は実証されているんですよ。
ですから炭水化物やスイーツを食べる時には、お酢を使った料理を一緒に食べたり、お酢を入れたドリンクを一緒に飲んでみると血糖値が上がりにくくなるのでおすすめです。
お酢には内臓脂肪を減らす効果がある
体は痩せていても下腹がぽっちゃり、お腹周りが気になる…という人はすごく多いですよね。お腹には皮下脂肪の他に内臓脂肪がつきやすく、ひどくなると病気の引き金になってしまうんです。
そんな、「お腹周りの脂肪」に悩んでいる人こそお酢が必要で、1日大さじ1杯のお酢を毎日続けるだけでも、内臓脂肪を減らして高血圧を改善する効果があることが分かっています。
お酢を飲むと便秘が改善する
お酢には胃酸の分泌を促す作用があるのですが、胃酸と酢の成分が合わさることで胃や腸を刺激して、便通を良くしてくれます。
その上、腸内の善玉菌を増やす働きもあるため、下痢や便秘で不安定になっている腸内環境を改善する効果があるのです。
お酢が脂肪燃焼を助ける
椅子にはクエン酸とアミノ酸が豊富に含まれていて、体内の脂肪燃焼を助ける効果があります。
アミノ酸には脂肪の燃焼を助ける働き、そしてクエン酸には脂肪がエネルギーに変わるのを活性化させる働きがあり、運動の前にお酢を飲むことで脂肪燃焼を高める効果が期待できます。
定期的にジムなどで運動や筋トレをしている人なら、運動開始の30分から1時間くらいまえにお酢を摂取しておくことがおすすめです。
脂肪燃焼以外でも疲労回復効果もありますから、疲れやすい人には特に試してもらいたいです。
お酢ダイエットを美味しく続ける方法
お酢でダイエットをする時に、飲み物として飲んでしまうのが一番手軽ですが、それだと酸味や匂いがきつく感じて長続きしにくいデメリットがあります。
やはり長く続けるためにはできるだけ「美味しい」と感じて摂取することが大切。
そこでおすすめしたいのは、毎日の料理にお酢を使う習慣を作ること。
お酢を料理に使うとそのままよりも摂取しやすくなるのはもちろん、さまざまな効果があるんです。
コクと旨味がアップする
料理にお酢を入れて適度な酸味を加えれば、全体的にコクがでたり、味付けを薄くしていても塩味が感じやすく美味しくなります。
素材の旨味も際立つので、シンプルなお料理でもワンランク上の味が楽しめますよ。
お酢は加熱することでマイルドになりますから、炒め物や煮物など、何にでも入れてみるのが良いと思います。
食欲がない時でも食べやすくなる
お酢の酸味は嗅覚や味覚を刺激して唾液や胃液の分泌を促します。そうすると食欲が出ない時でも食事をしやすくなるのです。
夏場や体力が弱っている時は食事をするのがしんどく感じますが、さっぱりしたお酢の香りや味を際立たせることで、食欲不振を解消するのに役立ちますよ。
カルシウムの吸収力がアップする
カルシウムはただ食べただけではなかなか吸収されませんが、お酢を一緒に摂れば酢酸の力で吸収力がアップします。
加齢で骨が弱っていると感じている人や、成長期のお子さんなど、カルシウムを積極的に摂取したい時にもお酢が役立つんです。
酢ダイエットで痩せる方法
お酢ダイエットでしっかり痩せるためには、先ほど紹介したように毎日大さじ1杯程度のお酢を摂取していきます。
毎日お酢を続けるのは意外と大変に感じる時もありますので、いつも使っているお酢だけに限定せずに、フルーツ酢やワインビネガーなど、その日の気分や料理に合わせて数種類のお酢を使い回してみてくださいね。
ダイエットにおすすめのお酢の種類
・穀物酢
主原料は米や小麦などの穀物です。すっきりとした味わいで酸味が強めですから、煮物や揚げ浸しなどの加熱料理に向いています。
・米酢
主原料は精米です。酸味はまろやかで、そのままでも味わいやすいお酢です。お寿司に使われることが多いです。
・黒酢
主原料は玄米です。つんとくる匂いがなくてコクがあり、舌触りに少しとろみがあります。サワードリンクや肉料理、納豆など、加熱せずに何にでも合わせやすいです。
・りんご酢
主原料はりんごです。爽やかなりんごの香りが楽しめるお酢です。サワードリンクなどにして飲むと美味しいですね。
・ワインビネガー、バルサミコ酢
主原料はぶどうです。ぶどうの風味がしっかりしているので、肉料理や魚料理のソースに使うと美味しいです。
お酢ダイエットをする時の注意点
お酢の酢酸は大量に摂取すると胃や食道に負担をかけることもあるので、1日大さじ1杯を守るようにしましょう。
お酢を加熱せずにドリンクとして飲むなら、なるべく空腹時は避けて食事と一緒に飲むか、食後のドリンクにすると良いですね。
酸性のお酢は、多量に摂ると歯のエナメルが溶けてしまうことも。また、胃の負担になるほどだと胃痛・腹痛の原因になりますから要注意です。
ドリンク用に加工されているお酢を除いて、原液をそのまま飲むことはおすすめできません。特に穀物酢は酸味が強いので、必ず加熱調理の調味料として使うようにしてくださいね。