花粉症の季節がやってきましたね。もうすでに、鼻炎や目のかゆみに悩まされている人もいるのではないでしょうか。
私は子どもの頃からアレルギー体質なので、鼻炎がひどい時には「これ本当にやばいかも…」と命の危険を感じるくらい、苦しかったことが何度もあります。
鼻が詰まってたら口で息すれば良いだけと思うのですが、あの、アレルギー症状の鼻づまりって悪化すると尋常じゃない状態になって、頭の中で「やばいやばい」と思いつつも苦しくてどうにもならなくなってしまうんですよね。
花粉症の鼻炎って、初期症状のうちに収めておかないと、ひどくなってからでは薬が効かなくなって悪化の一途をたどることもあるのです。
なので、私はいつも鼻炎症状を感じたら出来るだけ早く対処するようにして、「やばい状態」まで行かないように気を付けています。
花粉症やアレルギーの鼻炎を早く治す方法
朝起きたら、なんだか鼻がむずむず…
「これは鼻炎かも」と思っているうちに、どんどん鼻水やくしゃみが出てきて、気がついたら重い症状になってしまっている、ということはありませんか?
私は、少しでも鼻炎症状を感じたら、とりあえずやってみる方法があります。
温かい飲み物を飲む
私が鼻炎症状を感じてまず最初にやるのが、温かい飲み物を飲む事です。
なぜ温かい飲み物かというと、鼻炎というのは自律神経のバランスと深い関わりがあって、バランスが乱れた時に起こりやすいからなのです。
温かい飲み物を飲むと副交感神経が働いて自律神経が休まります。そうすると、鼻炎も収まりやすくなるのです。
ただ、花粉やホコリ、ダニなどに対して強いアレルギー症状が出ている時には、温かい飲み物が効かない事もあるのですが、軽い症状なら収まる事も多いので、とりあえず飲むようにしています。
後ろ手に手を組んで鼻から息をする
温かい飲み物の他に、後ろ手に手を組んで鼻から息をする方法も、鼻炎の初期症状を抑える効果があります。
これはテレビ番組で見た方法なのですが、肩甲骨を上手に動かすと自律神経が整い、鼻炎がマシになるのだそうです。
やり方は、足を肩幅に開いて立ち、後ろ手に手を組んでおじぎをするように上体を倒します。
手足と背筋は伸ばしたまま、後ろ手に手を組んでおじぎをしたら、顔を少し上に向けて鼻から息を吸い込みます。
そうすると鼻づまりがラクになって息がしやすくなりますよ。
鼻を冷やす
温かい飲み物を飲んでも症状が良くならず、どんどんひどくなってきたら、鼻の上の方を冷やすようにしています。
これは、鼻の粘膜の血管が膨張して炎症が悪化するのを抑えるためです。
冷やし方は濡れタオルやガーゼに包んだ小さい保冷剤を、鼻の上の方にしばらくあてます。鼻炎で鼻の奥が熱を持っているように感じたら、その部分を冷やせばラクになることも多いです。
ひどくなっていると感じたら早めに鼻炎薬を
上記の方法は鼻炎を感じた時には特におすすめなのですが、それでも治らない時や、大切な仕事や家事が控えている時には、早目に鼻炎薬を飲んでおいた方が良いと思います。
くしゃみや鼻づまりで苦しい時には鼻炎薬が救世主になることもよくあるのですが、鼻炎症状がある程度進んだ状態だと薬が効きにくくなったり、逆に悪化してしまうこともあるようです。
私も以前はすごく鼻炎のひどい時があって、だいぶん悪化してから鼻炎薬を飲んだら鼻づまりが治るどころかものすごくひどくなって、息苦しくて大変な目にあったことがあるのです。
鼻炎が命に関わる事はあまり無いとは思いますが、それでもやっぱり苦しいことには違いありません。
鼻炎薬を飲むなら悪化する前に飲んだ方が効きやすいというのは事実ですから、自分に合う薬をあらかじめ用意しておいて、「ここまで症状が進んだら飲もう」と、決めておく事がおすすめです。
眠くならない鼻炎薬もある
少し前までは、鼻炎薬と言えば副作用がひどくて眠くなったり身体がふらふらになったりすることもありました。
でも今は副作用が少なく、眠くならない鼻炎薬もたくさん出ています。
花粉やホコリ、ダニなどのアレルギーが原因の鼻炎は、ひどくなると本当に苦しくて生活にも支障が出ますから、症状のあまりない早い段階で薬を飲んでラクになった方が良いと私は思います。
私がいつも飲んでいるのはアルガードの眠くならない鼻炎薬ですが、これだと副作用をほとんど感じる事なく鼻炎がおさまります。
アルガードの他にも色々な鼻炎薬があるので、体質や症状に合わせたものを選ぶようにしてくださいね。
鼻炎は耳鼻科に行った方が良い?
耳鼻科に行くと鼻炎を抑える治療や、症状を出にくくする治療を受ける事ができます。
私は鼻炎で耳鼻科に行った事は無いのですが、家族や友達で鼻炎を治すために耳鼻科に行く人をたくさん見てきました。
たぶん、普通のアレルギー性鼻炎だったら、耳鼻科に行かなくても市販の鼻炎薬で充分ではないかと思います。
でも、鼻炎の中には副鼻腔炎で蓄膿症がひどくなると手術が必要になることもあります。
私の友達も蓄膿症の手術を受けていたのですが、上唇の裏から鼻に向けて切開をして、たまっていた膿をとったと聞きました。
こういうケースもあるので、ただの鼻炎だからと放っておく事もおすすめできません。
蓄膿症のサインは、鼻炎が慢性的に続いていたり、嫌な臭いがずっとにおうように感じることだそうです。
「なんだかいつもの鼻炎とは違うな」と感じる時には、早目に耳鼻科で見てもらって下さいね。
鼻炎を予防する方法
花粉症でもアレルギーでも、鼻炎が出た時はつらくならないうちに対処する事が大切です。
とはいえ症状が一旦出てしまうとなかなか収まらないと言う人も多いと思うので、まずは鼻炎が出ないように予防する方法を実践してみてください。
鼻炎は、花粉やホコリ、カビ、ダニなどのアレルギー物質が体内に入った時に起こりますので、まずは家の中を清潔にして空気をキレイに保つようにしましょう。
特に空気が乾燥しているとアレルギー物質が浮遊しやすくなるので、加湿器や空気清浄機を使うのもおすすめです。
外に出る時はマスクや眼鏡を着用して、できるだけ花粉に触れないように注意します。
また、身体が疲れていたりストレスが溜まっていると自律神経が乱れて症状が出やすくなりますので、上手に休息を取りリラックスして過ごすようにしてみてください。
生理前に鼻炎が出やすくなる事も
女性は生理周期に合わせて自律神経が乱れやすいので、生理前に花粉症の鼻炎が出やすいと言う人もいます。
実は私も排卵日周辺で鼻炎が出やすいので、鼻づまりやくしゃみがひどく出ると「そろそろ生理かな…」と感じたりすることもあるのです。
私のように「生理前に鼻炎がよく出るな」と心当たりのある人は、自分の生理周期をチェックして「毎月これくらいで鼻炎になりやすいから、疲れをためないように仕事や家事をセーブしよう」などと、生活リズムを調整する事も鼻炎予防には良いと思いますよ。
鼻炎は本当につらい!
鼻炎って本当につらいですよね。私もこれまでに鼻炎にはさんざん苦しめられてきたので、「どうやって鼻炎を治すか」で真剣に悩んだ事もありました。
鼻炎も病気なので、完全に予防したり簡単に治したりすることは無理ですが、普段の心掛けで悪化するのを防ぐ事はできます。
花粉症の季節を少しでも快適に過ごせるように、上手に鼻炎症状をコントロールできたら良いですね。