1人暮らしだと「誰も見てないし…」という感じで、ついつい部屋の中を散らかりっぱなしにしてしまいがちですよね。
「たとえ1人暮らしでも、掃除くらいはきちんとしておこう…」と思ってはいるものの、仕事や人間関係で疲れていると、なかなか「家の中を片付けよう」という気持ちにはなれないものです。
ただ、散らかったままの部屋で長く過ごしていると気持が滅入りますし、いきなり恋人や友人が遊びに来る事になると焦ってしまいますよね。
そこでおすすめなのは、できるだけ掃除の回数や時間を減らしつつ、家の中をキレイに保つ方法です。
今回は、整理収納アドバイザーの資格を持つ友人に話を聞きながら、1人暮らしで掃除が嫌いでも常に家の中を清潔ピカピカの状態にしておく方法を記事にまとめました。
素人では考えつかないアドバイスもあったので、「1人暮らしの掃除のやり方が知りたい」という人はぜひ参考にしてみてくださいね。
1人暮らしの掃除の回数はどれくらい?
1人暮らしの掃除は週に1.2回の休日のみで済ませてしまう人は多いです。
私も以前は、仕事が休みの週末だけ、朝から夕方まで洗濯したり掃除したり布団を干したり玄関回りを掃いたりしていました。
でも、整理収納アドバイザーの友人によると、「週に1.2回だけの掃除は逆に良くない」のだそうです。
では何回すれば良いのかというと、なんと「毎日」という答え。一瞬で「そんなの無理!」と思いましたが、そのあとには続きがあり、「毎日5分でも良いから掃除を続ける事で家の中がキレイになる」というのです。
1人暮らしは『毎日5分掃除』がおすすめ
たった5分でどれくらい掃除が出来るか…と不安になりますが、友人によると、「今までまとめてやっていた掃除を分割するだけで良い」とのこと。
例えば、5分だとこれくらいの掃除が出来ます。
- テレビ周辺のほこり取り
- 郵便物の整理
- ソファや床にある衣類をクローゼットに
- テーブルの上のものを全て片付ける
- 洗面所の鏡を磨く
- トイレの便座を除菌シートで拭く
- 玄関をササッと掃く
- 部屋中のドアの取手を拭く
- パソコンやスマホを拭く
ひとつひとつは簡単ですぐに終わりますが、まとめてするのは面倒なことばかりですよね。
こういう小さな掃除を1日一つずつでもやっておけば、週末に1日がかりで掃除をしなくても済むのです。
すぐ取れる場所に掃除グッズを揃える
5分間のちょこっと掃除で家の中をキレイに保つためのポイントは、すぐに取れる場所に掃除グッズをまとめること。
掃除グッズの場所を変えるだけで、家の中は劇的にキレイになるのだそうです。
ほこり取りのハンディモップやフローリングシート、窓ふき用のスプレーなどを、気がついた時にすぐ手に取れる場所に置いておけば便利ですね。
専用のカゴを作っておけばモチベーションが上がりそうです。
掃除グッズが棚の中だと、「やろうかな」と思っても「後にしよう」と、ついつい後回しにして忘れてしまうことも多いですよね。
掃除へのやる気が湧いた瞬間に手に取れるグッズがあれば、掃除がとても簡単に感じられます。
無理をせず優先順位を決めて
5分でできる掃除は限られていますから、1日かけて掃除をするようにキレイな状態にはできません。
でも、「これくらいで大丈夫」と思えるラインを超えていればOKなのだそうです。
自分の中で「ここはキレイにしておきたい」という場所があるなら、そこを優先順位1位にして重点的にキレイにします。
掃除は、自分にとって心地よいお部屋を作る為の儀式だと思えば、どこをキレイにすれば気持ちがスッキリするかというのもだんだん分かってきそうですね。
掃除を毎日した方が良い理由
いくら5分と言っても、1人暮らしなのに毎日掃除するのは嫌だ…と、感じる人も多いかも知れません。
1人暮らしであまり部屋が汚れなくても、それでも5分で良いから毎日掃除をした方が良い理由。それは、「汚れはたまるほどに掃除のストレスが倍増するから」なのです。
整理収納アドバイザーの友人によると、家の中をキレイに保つ為には、1回ずつの負担は軽くすることが必要不可欠。
そうでなければ、だんだんと汚れた部分から目を逸らしてしまい、散らかった状態を自分で受け入れてしまう悪循環に陥る可能性があります。
部屋が汚れると掃除の苦痛が倍増する!
ただでさえ嫌な掃除ですが、汚れがたまってしまっていると苦痛は倍増しますよね。
嫌いだから、苦手だからと掃除をサボってしまうと、余計に掃除のハードルが上がり、そのうちに「もう手をつけたくない、無理だ」という諦めモードになってしまいます。
そうなると、いつしか汚れた部屋になれて、「キレイにしたい」「片付けたい」という気持ちさえ湧いてこない結果に…。
よくテレビで紹介されている『ゴミ屋敷』のような汚部屋を作り出してしまう可能性もありますから、まずは簡単なちょこっと掃除を習慣化することが大切なのです。
1人暮らしでも「お掃除家電」を使ってみる
先ほど紹介した毎日の5分掃除に加えて、食器洗浄機やロボット掃除機も使えば、1人暮らしの掃除はぐんとラクになって清潔な部屋を保てるようになります。
整理収納アドバイザーの友人は「なるべく、苦手なことを家電に任した方が良い」と言っていました。
例えば、雑巾がけが嫌いな人はロボットクリーナー、洗濯を干すのが苦手なら乾燥機、という感じで苦手を補う家電を選んで投資するのです。
1人暮らしで高い家電を買うのはもったいないようにも感じますが、その分の空き時間を休息に充てれば仕事のパフォーマンスがアップしたり、空いた時間で副業を始めて収入を増やす事もできます。
「時は金なり」という言葉もありますが、苦手な掃除に大切な時間を削られるよりは、自分のために好きに使った方が人生の充実度は上がりますね。