家の中の不用品、もう使わないけど捨てるのも勿体無い…という時に、フリマアプリを利用すると便利ですよね。
私は普段からメルカリを使ってちょこちょこと稼いでいたのですが、去年は特に売るものが多くて、合計すると30万円以上の結構大きな金額になってしまいました。
基本的にフリマアプリの売上って申告しなくても良いかな…と思っていた私ですが、正式に税理士などに相談したわけではないので、本当にメルカリの売上に税金がかからないのかは分からない…！
もしかしたら、「去年までは大丈夫だったけど、今年からはメルカリの売上も申告が必要になったよ」なんて言われるかも。
ということで、あとで「脱税だ！」と問題になるのも怖いので、こちらから税務署に出向いて職員さんに聞いてみることにしました。
メルカリの売上は確定申告が必要か税務署に聞きに行った
メルカリの売上の税金はどうなるのか、確定申告は必要なのか、気になるので税務署に聞きに行きました。
実は確定申告について他にも聞いておきたいことがあったので、メルカリがメインではなかったのですが、気になることはまとめて聞いておいた方が良いですからね。
窓口で「去年のメルカリの売上が30万円以上あるのですが…」と切り出すと、税金がかかるかどうかは出品した商品によって違うという説明をしてくれました。
メルカリの売上で税金がかかるものとかからないもの
税務署の職員さんいわく、メルカリに出品した商品が自分の使ったものの中古品であれば、特に課税はされないそうです。
生活に必要な品物のことを『生活用動産』というらしいのですが、それを売って利益が出たとしても、元値よりは値段が下がっているはずですから、特に申告しなくて良いのです。
例えば、5000円のブラウスを3000円で出品して売れても、元の買った値段より少ない金額なのだから税金がとられないのですね。
生活用動産を誰かに譲渡して得られた利益に関しては『所得税の課税されない譲渡所得』ということになって、合計で30万円以上の売上があったとしても税金を免除してもらえるのだそうです。
ただ、1つの単品での値段が30万円以上の場合は「贅沢品」と見なされ、生活用動産として認められないので注意が必要です。
メルカリで30万円以上の宝石や貴金属を売ると税金がかかる
生活の中で使うものをメルカリで売っても税金がかからない一方で、宝石や貴金属などの売上が30万円を超えた時には、たとえ中古品の処分でも確定申告が必要になるのです。
なぜかというと、宝石や貴金属に関しても生活用動産とはいえず「贅沢品」扱いされてしまうからだとか。
ただ、たとえ売上に課税されたとしても確定申告で50万円が税控除されるので、50万円以内の売上なら税金はかからないということです。
メルカリの転売屋（転売ヤー）は確定申告が必要
メルカリに出品されているものの中には、自分が使ったものではなく、メルカリの為に仕入れた商品を売っている人もいますよね。
そういう場合は、普通にビジネスとして利益を申告しなくてはいけません。
メルカリの売上くらいごまかせるだろう…と思って申告をサボってしまうと脱税になってしまうので気を付けなくてはいけませんね。
メルカリで30万円以上売れたけど所得税はかからなかった
私の場合はメルカリの合計の売上がギリギリ30万円を超えていて、でもそこからメルカリにとられる手数料を引くと金額が少なくなるので、それを確定申告に入れるべきかどうか迷っていました。
結果的には30万円超えていたとしても不用品の処分には税金がかからないと言ってもらえたので、安心して税務署をあとにしました。
たまたまメルカリで売上が多かった年はどうすれば良い？
普段は年間合計でもお小遣い程度しかメルカリの売上は無いのですが、去年だけはたまたま金額が大きくなってしまいました。
メルカリの売上が急に増えた理由は、それまで保管していた子供達のブランドスーツや靴、ゲームのカード、おもちゃ、ゲームソフト、私と主人のブランドバッグやスーツを一気に処分したからです。
いわゆる断捨離で…引っ越しを控えていたこともあり「もう二度と使わない」と思えるものは1年かけて片っ端から出品しまくりました。
年をとると趣味が変わりますし、子供も大きくなるので、定期的にメルカリで不用品を出品するのはお金にもなって良いですね。税金もかかりませんし。
子供達のゲームのカードは元値10万円分くらいあったのですが、ほとんどは二束三文で、時々すごいカードがあって1枚で1万円近くになることもありました。
私にはカードの価値が全然わかりませんが、ゲームのカードはメルカリでよく売れているようですね。
税金のことはよく分からないから…
今回のメルカリのこともそうですが、税金のことって、素人では分からない事も多いです。
ネットに書かれていることも全てが正しいとは限りませんし、人によって違うこともあるので、一番良いのは税務署で直接聞くことだと思います。
行くのが面倒なら電話でも答えてくれるので、申告漏れになって後で文句を言われるよりは、先にこちらから聞いておく方が安心ですね。
https://senior-chiebukuro.com/entry/ideco
