冬休みや夏休みは、転勤などで引っ越しをする人も多いのではないでしょうか。
わたしも(とくに転勤族じゃありませんが)、実家を出て以降、5回の引っ越し経験があります。
引っ越しは、新しい生活の期待感がふくらむ反面、余計な雑用が多くて、疲れ果てるくらい大変なものでもありますよね。
特に引っ越し業者とのやりとりや見積もりでは、ストレスを感じる人も多いそうです。
そこで、今日は引っ越し業者を上手に選ぶコツについてまとめてみました。
自分に向いている引っ越し業者を探そう
引っ越しをすることが決まり、転居先がはっきりしたら、引っ越し業者に家財の運搬を依頼することになります。
わたしも経験がありますが、業者によって引っ越し作業の見積もり金額が違ってくる上に、強引に契約に持ち込もうとする営業マンもいるので、引っ越し業者への依頼の流れは、あまり気持ちのよいものではありませんでした。
それでも、自分たちで家財を運搬することには無理があり、その時は仕方なく乗り越えたような気がします。
そんな、気の重い「引っ越し業者の見積もり」。これから複数の業者に見積もりを受けようと考えている人は、押しの弱い業者から押しの強い業者へと、見積もりの順番を決めておくのがオススメです。
ゴリ押しに気を付けて!
引っ越し業者によっては、かなりごり押しで契約させようとする所もあり、「今、契約を決めてくれるなら、さらに安くしておきますよ」などと言ってくることもあります。
そうなると、「まだ別の会社で見積もりすることになっている」ということを伝えることが出来ず、流されて契約を結んでしまうことも。
「別の業者にも見積もりしてもらったなら、僕が断りの電話をしてあげますよ」などと言って、本当に別の引っ越し業者に電話をかけて断ってしまう営業マンも実際にいるそうで、親切なのだか分かりませんが、業者のペースに巻き込まれてしまわないように気を付けた方が良いと思います。
その引っ越し業者、本当に信用できる?
引っ越し業者を選ぶ際のポイントは、なにも金額だけでは無いはず。大切な家具や家電を運んでもらい、しかも家の中の全ての部屋を見られるわけですから、信用できる業者を選ばなくてはいけません。
最近では、引っ越しの情報をネット上に流されてしまったタレントさんや、引っ越し中の写真をSNSにアップされた女優さんなどのニュースも話題になりましたよね。
安いから信用できないというわけではありませんし、料金が高くても社員教育が行き届いていない会社もあると思います。なので、見積もり時の営業マンの言葉遣いや礼儀作法なども、判断材料になるのではないでしょうか。
引っ越し業者の見積もりを安くする方法
引っ越し業者へ作業を依頼すると、想像以上に大きいお金を請求されたという経験がある人も多いと思います。
見積もりにきた営業マンは、家の中の家具家電の個数、転居先までの距離、家の構造、などを踏まえて、スタッフの人数、トラックの台数、どれくらいの時間がかかるのか、というのを計算して金額を出します。
引っ越し業者はほとんどの場合、1日に数軒の引っ越しを回りますから、大きな家で家具が多い場合や、転居先までの距離が遠い時、また、エレベーターのついていないマンションなどでは、時間の拘束が長い分、料金が高くなる傾向があります。
見積もり金額を少しでも安くするためには、みんなが嫌がるような条件をあえて引き受けるというのがオススメです。
たとえば、「希望日であれば、どの時間帯でも大丈夫です」と言ってみるとか、「この日からこの日の間で、安くなる日ならいつでも合わせられます」と言うのも効果的。
引っ越し作業は家族総出で行なうことが多いため、どの日にするかというのは、普通あまり変更ができません。
多くの場合は父親の休みに合わせて土日に引っ越しする家が多いので、逆に平日を選べば安くなります。
その上で、「業者が空いている日ならいつでも良いよ」と言ってあげれば、業者も仕事が少ない日に仕事を増やすことができる上に、繁忙期の混雑を緩和することもできるので、金額を多少安くしてもメリットが大きいのです。
これは、実際に数社の引っ越し業者で働いていた経験のある何人かの友人に聞いた方法なので、節約したい人は試してみて下さいね。
繁忙期の引っ越しなら…
引っ越し業者は、夏休みや春休みの繁忙期に依頼が集中します。
これ以上仕事を受け付けられないけど、でも、仕事はとりたい。そんな事情から、無理やりに仕事をつめこんで作業が深夜にずれ込み、依頼主や周辺の住民からクレームを受けることもあるそうです。
ですから、土日希望のお客さんが平日にまわってくれた時には、お礼に料金を安くしてあげることもよくあるそうですよ。
祝儀は渡した方がいい?
引っ越し作業の時には、作業をしてくれる人にほとんどの家が祝儀を渡すそうですが(うちも渡しました)、祝儀がなくても、スポーツ飲料や缶コーヒーなどの飲み物系を渡されると嬉しいと、友人が言っていました。
何もないからといって手を抜くわけではないけれど、モチベーションは確かに上がるそうです。
祝儀は1人1000円くらいを封筒(祝儀袋)に入れて渡すのがベター。まとめた金額をリーダーの人に渡した場合、アルバイトの人には回ってこないことが多く、がっかりしてしまうそうですよ。