昨日の夕方、安倍晋三首相が記者会見を開き、28日に衆議院を解散することを正式に発表しました。数日前から28日の解散と10月の選挙のことは報道されていたので、驚きはなかったです。
ただ、いつもにも増して安倍首相の滑舌が悪いことと、顔色が悪いことが気になりました。
安倍さんの土気色の顔を見ると、一刻も早く体を休めた方が良いように、いつも思ってしまうのです…
大丈夫なんですかね。
衆議院選挙は来月の22日くらいに予定されているそうです。
小池都知事の「希望の党」が圧勝するのか、それともやはり自公が踏ん張るのか、気になる結果は神のみぞ知るといったところでしょうね。
選挙前に知っておきたいこと
私達は、衆議院選挙に立候補した候補者の方々から、「この人!」と思う人に投票をするわけですが、「誰に投票すれば良いか分からない」という人も多いと思います。
誰が良いか分からないから適当に選んだり、元有名人で人気のある人に投票したり、家族や知人に言われるがままに投票をしたり…
友人や知人から、「あまり深く考えずに投票してしまった」という話を聞くこともよくあります。
でも、そんな風に適当な気持ちで選ばれた人達であっても、年間3000万円以上の金額が税金から支給されてしまうのです。
衆議院議員の給料内訳
- 歳費(給料)月129万4000円
- ボーナス年2回(6月12月)約300万円ずつ
- 文書通信交通滞在費 月100万
- 立法事務費(会派所属議員のみ)月65万円
これらの金額を合わせると、1年で約3,352万円(立法事務費除く)になります。
他にも、最高年収1287万円の政策秘書の給料や、3人まで雇える公設秘書の給料も全て税金で賄います。
また、新幹線グリーン車は乗り放題で、東京までの往復航空券も支給され、至れり尽くせりの待遇になっています。
これは役職無しのヒラ議員の場合ですから、最低でも3000万円以上の税金が、1人の国会議員のために使われているということなのです。
庶民との差が大きすぎる!
国会議員というだけで、無条件でこれだけの金額が支給されるのって、ちょっとビックリしてしまいますよね。
しかも、それに使われるお金は、国会議員よりも収入が少なく節約しながらやっとこさ生きている国民の税金から支払われているのです。
転職サイト『DODA』が発表した2016年度の日本のサラリーマン平均年収は442万円。
違いが大きすぎて、「国会議員ってそこまで偉いのかな…」と思ってしまいます。
国の借金は1071兆円超え
日本の国の借金は、今年3月末時点で1071兆円。
これは世界の国の借金ランキング(政府の総債務残高GDP比)でダントツの1位になっています。
世界トップの借金大国でありながら、国会議員への待遇は手厚い。税制上も優遇されている。
こんな国、日本以外にありません。
慎重に選んで投票しましょう
来月の衆議院選挙では、こうした国会議員の厚遇も考えながら、慎重に投票をしたいと思っています。
不倫で話題になった今井絵里子参院議員や、秘書への暴言暴行疑惑の豊田真由子衆院議員、妻子がいながら別の交際女性とハワイで結婚式を挙げていた中川俊直衆院議員、Twitter炎上でおなじみの上西小百合衆院議員など…
これまでにも「本当に数千万円を支払う価値があったのか?」と、ついつい思ってしまうような、実績よりも不祥事が目につく国会議員が多すぎますよね。
日本は借金大国で、余っている税金なんて1円も無いわけですから、国民1人1人が慎重に投票行動をする必要があるのだと思います。