先日、子供の参観日で小学校に行ったとき、休み時間に人懐っこそうな1人の男の子が近付いてきました。
「ぼく、月曜から日曜まで毎日習い事あるから休みが無いんだ…」
よく見ると、その男の子は私の子供と同じ幼稚園に通っていた子で、ひさしぶりに私の顔を見つけて話しにきてくれたようです。
「休みなく習い事に行ってるの?サッカーとか?」
たずねてみると、男の子は週2回の塾とピアノ、土日のサッカー教室、スイミング、習字教室に行っているそうです。
塾からは毎日やる宿題が出されていて、小学校から帰って学校の宿題と塾の宿題を急いで終わらせて習い事に行くのがすごく疲れると言っていました。
習い事の時間までに宿題が終わらない日も多く、習い事をすませてから宿題の残りをしていたら食事の時間や眠る時間がすごく遅くなることもあるそう。
「大変だねぇ」
と、私が声をかけると、男の子は「今日もピアノだし、嫌だなぁ」と、本当に憂鬱そうに言っていました。
子供にも休息は必要
うちの子ども達が通う学校は教育熱心な保護者が多くて、習い事や塾に複数通わせているお家も多いです。
色んな習い事を掛け持ちしている子供だと、習字に行ったあとにそのまま塾に行ったり英会話に行ったりして、「家でゆっくりする時間が全くない」という話を聞いたこともあります。
子供に習い事をたくさんさせているお母さんに話を聞いてみると、「どうせ家にいたってゲームしたり遊んでばかりだから」と言っていました。
確かに子供が家で遊んでばかりしていると「勉強しなさい!」と注意したくなりますし、自分だけではなかなか学力がつかないように感じたら塾に行かせなくちゃと思う気持ちも分かります。
でも、子供って学校ですごく疲れているので、やっと家に帰ってきたと思ったらあちこち習い事に行かされるのはちょっと大変なのじゃないかとも思います。
お父さんやお母さんも、お仕事から帰るとクタクタで、もう外には出たくないと感じることもあるのではないでしょうか。
そんな時に「さあ!もう1つ仕事をしてきなさい!」と言われるのって、やっぱりつらいですよね…
私が子供を塾に行かせない理由
私は子供の勉強は自宅学習がベストだと思っているので、今までも塾に行かせたことはありませんし、これからもたぶん通わせることは無いと思います。
その理由は、やっぱり学校が終わったあとに暗くなってから塾に通うのって単純に「しんどいだろうな〜」と、感じるからです。
もちろん、我が子には学力はしっかりつけてほしいですし、受験を控えていて、「学校の授業だけでは無理だ」と感じるお父さんお母さんの気持ちも分かります。
なので、塾を否定する気持ちはまったく無いものの、自分だったら行きたくないから、やっぱり子供にも通わせたくないんですよね。
最近は物騒ですから、夜に外出させることに不安を感じることもありますし。
塾に行かずに学力をつけるには?
塾へは通わずに、自宅学習で学力をつける方法はいくつかあります。
- ドリルや問題集を利用する
- 家庭教師を頼む
- ネットを利用した学習サービスを利用する
ドリルは自宅学習の定番
1つめのドリルや問題集で自宅学習するのは、ある程度学力のあるお子さんに向いていると思います。
単元ごとに1つ1つ教えなくても、解説の文章を読んで理解できる子供なら、使いやすい問題集を選んであげることで自力で学力アップができますよね。
金額的にも1冊1000円以内で買えるものが多く、経済的には、親としてすごく助かると思います。
ただ、この方法は学校から出される宿題の延長みたいになってしまうので、嫌がるお子さんも中にはいるのかも知れませんね。
家庭教師はお金がかかるのがデメリット
次の家庭教師については、実際に先生が家に来てマンツーマンで勉強を教えてくれるわけですから、学力アップにかなり効果があるように感じます。
とはいえ家庭教師は他の習い事に比べて料金が高くなるという傾向もあります。
「家庭教師のトライ」だと小学生で1時間2000円くらいからで、中学生は2500円くらいからのようです。
先生が有名大学の学生だったりプロの家庭教師だったりすると、これよりもっとかかるので、何年も継続して利用するのは少し躊躇してしまいますよね。
ネットを使った自宅学習
最後のネットを利用した学習サービスでは、さまざまな会社が独自の教育システムを打ち出しています。
私の子ども達は『スタディサプリ』と『チャレンジタッチ』を利用していますが、他にも「スマイルゼミ」や「月刊ポピー」「まなびwith」など、いくらでも思いつきますよね。
こうしたWEB学習サービスは、塾に比べて低価格で利用できるのは良いですが、基本的にはやっぱり自主学習なので、学力が上がるかどうかは本人のやる気にかかっている部分も大きいと思います。
ですから、数あるWEB学習サービスから利用するものを選ぶ時には、まずは子供の性格に合っている「続けられそうなもの」を選ぶのが1番ではないでしょうか。
『スタディサプリ』と『チャレンジタッチ』については、うちの子達もかなり気に入って続けてくれています。
成績はかなり良い方をキープしているので、通信教材でも真面目に取り組めば効果は高いのだと思います。
なんといっても受講料がすごく安い(スタディサプリなら月980円)ので、コスパの面で言えば通信教材はかなり優秀なものだと満足していますよ。
[kanren id=”1782″]
子供のストレスを軽減させたい
思春期の子供って些細なことでもストレスになりますし、学力の面でつまづくと自分に自信がなくなって内向的になってしまうこともあるそうです。
子供の将来を考えると、小中のうちに学力をつけさせることがすごく大切なのですが、その方法がストレスになっていると感じた時には、また別の方法を検討してみるのも良いのかもしれませんね。