2月5日に公開された「週刊文春 電子版」では、岩屋毅外相の議員宿舎に30代の女性が不法侵入した事件の詳細が明らかになりました。
このニュース、最初に聞いたときは「えっ、本当にそんなことが?」と驚きましたが、記事を読むと色々と考えさせられる内容でした。
女性はなぜ議員宿舎に?
記事によると、女性が最初に訪れたのは青山議員宿舎。
受付で「外務省の職員で、大臣の指示で届け物を持ってきた」と伝えたそうですが、「大臣は赤坂宿舎です」と案内されました。
そして、そのまま赤坂宿舎へ向かい、外務省関係者のように扱われたとのこと。
免許証を提示し、オートロックも通過、受付で部屋番号まで教えてもらい、すんなりと宿舎に入ることができてしまいました。
これって、セキュリティがかなり甘いのでは?と感じてしまいますよね…。
結局、女性は岩屋氏の部屋に入り、5時間近く滞在していたそうです。
岩屋氏が帰宅して初めて侵入が発覚し、「何をやっているんだ」と声をかけて静かに追い返したのですが…
なんと、翌日も同じ女性が議員宿舎にやってきました。
そこで女性は警察に確保され、母親に引き渡されたということです。
原因は、まさかの施錠忘れ!
驚くべきことに、岩屋氏はこの日、部屋の鍵をかけずに外出していました。
だから女性はすんなり岩屋氏の自宅に入れてしまったのですね。
いくら警備員のいる議員宿舎だといっても、ちょっと不用心すぎるのではないでしょうか?
外相という立場なら重要書類なども自宅にありそうですし、もっと慎重であるべきでは?と思ってしまいます。
5時間近くも自宅にいたという女性は一体何をしていたのか…気になりますし、そもそもなぜ岩屋氏をターゲットにしたのか、すごく不思議です。
「何もなかった」では済まされない
今回は何事もなかったようですが、もしこの女性が別の目的を持っていたら? もっと危険な状況になっていた可能性もありますよね。
政治家の住居にこれだけ簡単に侵入できることが明らかになった今、セキュリティ対策の見直しは必須ではないでしょうか。
それにしても、岩屋氏は「かわいそう」と被害届を出さなかったとのこと。
優しい対応とも取れますが、一方で「甘すぎるのでは?」と思ってしまいます。
警察が動いているとはいえ、これで終わりではなく、再発防止のための対策がきちんと講じられることを願います。
今回の記事は、こちらの週刊文春にも掲載されています。